歴史ブログ

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私立大学の歴史

箱根駅伝への参加資格

2020年の箱根駅伝青山学院大学が優勝しましたが、そもそも、箱根駅伝に参加出るのは「関東学生陸上競技連盟に加盟している大学」となっていることは昨日のブログにかきました。つまり、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県山梨県に本部を置く大学及び大学院が対象となるようです。
ちなみに今年の参加校は筑波大学以外は全て私立大学でした。優勝の青山学院大学、2位の東海大学、3位の国学院大学に絡めて、私立大学の歴史を少し見ていきたいと思います。

日本における私立大学の発展

明治以降の学校制度の大きな転換点は1947年の学校教育法の施行です。学校教育法施行前に設立された大学については旧制大学、施行後に設立された大学は新制大学となります。
学校教育法より前に私立大学を統制していた法令として、大学令(1918年公布)や私立学校令(1899年公布)、専門学校令(1903年公布)等があります。当時、大学は帝国大学に象徴されるように、近代化を進める国の政策に必要な人材を育てることを目的とした教育機関として発展していました。そのような中で、例えばキリスト教に基づく独自の教育理念をもつ私立学校は国の政策と相容れない部分があり、受け入れられにくい背景があったと思われます。私立学校が高等教育機関の大学として存続するためには、上記の法令によって発展する道を進むことになったようです。
その後、1947年の学校教育法により大学令で設置された私立大学や専門学校令で設置された専門学校等が新制の四年制大学として再編され今日に至っているようです。

各校(青学大東海大国学院大)の歴史

青山学院大学

大学設置は1949年で、旧制大学としては大学認可されていなかったようです。その背景として、青山学院がキリスト教教育重視の道を選んだことにより、大学としての認可をとれなかったという苦労の歴史があるようです。
今でこそセレブな家庭や有名芸能人が初等部から入学するような派手なイメージがある学校ですが、教育理念を重視するために苦労をした時代もあり、そんな経験もしている大学との評価もできるのではないでしょうか。

東海大学

1942年創立、旧制専門学校旧制大学を経て、新制大学として設置されました。設立当初は電気や航空の専門教育機関として生まれましたが、大学認可の段階では、文理融合の理念のもと教育を進める旨がうたわれているようです。新制大学として、医学部の設立等、総合大学として大規模化に成功した学校です。

国学院大学

1882年創立、専門学校令(1903年)、大学令(1918年)のタイミングでいち早く専門学校、旧制大学としての認可を取っており、私立大学でありながら当時の国の教育政策と方向性が重なる部分があったと推察されます。

今回は私立大学しかも箱根駅伝上位3校について簡単に歴史をみてみましたが、今後大学受験を考えていくような機会がある方は、各学校の設立経緯を知ることで、より深い大学選択をすることができるのではないでしょうか。